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仲人の服装
正式には男仲人は、モーニングか、紋付羽織袴。女性は地味な外出用の和服に黒の羽織ということになります。しかし、近頃では、結納そのものを略式にとりかわす場合が多くなりました。従ってそんな場合は、男仲人も背広で、仲人夫人もスーツでさしつかえありませんし、あるいはどちらか一人が結納とりかわしに立ち合う場合もあります。
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結納の正式な授受
正式の格式ばった方法が一応完成されておりますが、この通りの挨拶と順序を、一つもまちがえなくやらねばならぬと考える必要はありません。一通りのことを頭に入れておいて、実際にあたっては適当に省略したり、両家で話し合って気楽にやった方が、現実的であり、合理的ともいえましょう。
正式コースは
@ 当日、仲人は定刻にまず婿側の家を訪問します。仲人は夫妻をろって行くのが理想的です。また格式通りにすれば両家で仲人を別々に立てるべきですが、今はほとんどこれは行われていないようです。
A 婿側では嫁方に届ける結納品一式を床の間に飾っておき、その部屋に仲人を案内します。
仲人を上座にすえ結納の使者を頼むわけですが、これは儀礼的なものですから、動作や挨拶にめりはりをつけることが、スマートに事をはこぶコツといえましょう。
ここではお茶は出さず、桜湯、昆布茶、九重湯などを出します。
B この場合の挨拶の交換は次のようにいたします。
仲人「今日は、お日柄もよろしく、おめでとうございます。ふつつか者ですが大役をつとめさせていただきます。
両親と本人「本日はお忙しいところを、いろいろとお世話さまでございます」
次に、床の間に飾った祝台を仲人の前に出し、
両親と本人「お役目ご苦労さまでございますが、どうぞよろしくお願いいたします」
仲人「承知いたしました。ではさっそく、ただいまよりお届けしてまいります」
仲人は扇子を前において、ていねいにお辞儀をして、結納品、家族書、親族書などを受け取り、それから嫁側の家へ向かいます。
この使者の往復の自動車は婿側で仕立てるのは当然のことです。
C 嫁方では仲人が到着したらさっそく上座にお通しし、両親と本人が出てきて、挨拶をし、終ったら、すぐ仲人は風呂敷から祝台をとり出して、組立て、本人の前に、本人の方を向けておき、
「本日はお日柄もよく、おめでとうございます。○○家よりお預りして参りました結納でございます。幾久しくお納めください」と、挨拶いたします。
受けるほうは、本人が受け取るのが正式ですが、代って父親、いなければ母親が受取ってもさしつかえありません。もちろん本人はそこに座っていなければなりません。
嫁方の挨拶は
「本日はまことにありがとうございます。○○家よりの結納の品幾久しくお受けいたします。どうぞ先さまによろしくお伝えください」
結納の品は、ひとまず床の間に飾ったのち、本人がさげて中を改め受け書を書きます。
仲人は、そのあと、酒、尾頭つき、赤飯などの酒肴のご馳走になります。
D 饗応を受けた仲人は、受け書を受けとって帰りますが、嫁側から使者がたたない場合は、仲人は嫁方の使者としてもう一度婿方に結納を届けることになります。つまり仲人は双方の結納の使者になるわけです。この場合、仲人はこんどは嫁方の立場に立って、さきと同じ要領で挨拶を交し、婿方の受け書を受け取り、これを嫁方に届けることになります。
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